ファミレス初　デニーズにミドリムシ入りハンバーグ御膳登場

ミドリムシカンパニーの株式会社ユーグレナは、株式会社セブン＆アイ・フードシステムズのレストラン「デニーズ」が10月29日（火）より提供するメニュー『黒の美健バーグ膳～銀あん仕立て』に、ユーグレナ社が生産、販売する石垣産ユーグレナ（和名：ミドリムシが食材として採用されたことを発表した。なお、ファミリーレストランのメニュー材料として石垣産ユーグレナが使用されるのは初めてのこと。


今回の石垣産ユーグレナが入った『黒の美健バーグ膳～銀あん仕立て』は、栄養アドバイザー石坂優子氏監修の美と健康に良いものを取り入れたハンバーグ御膳。ハンバーグは豚ひき肉をベースに、生活改善に役立つ「まごわやさしい」と言われる食材と59種類の栄養素を含む「石垣産ユーグレナ」を加えた栄養バランスの良い仕上がりとなっており、ゆずの香りがする和風だしの銀あんがかかっている。またハンバーグの下には塩麹で蒸したホウレン草、レタス、パプリカなどの10種の野菜を敷き、素材そのものがもつ食感や風味を生かしながら野菜をより美味しく食べられるよう工夫されている。なお本メニューは「デニーズ」にて提供される美・健康メニュー全6品のうちの1つとして登場する。

石垣産ユーグレナとは、株式会社ユーグレナが沖縄県の石垣島で培養した藻の一種・ユーグレナのことで、和名をミドリムシ。ビタミン類、必須アミノ酸、DHAなど59種類の豊富な栄養素を持つ食材としてのほか、二酸化炭素を吸収しながら光合成で育つことやバイオ燃料の原料となることから、地球上の食料問題や環境問題の解決の一助を担う「循環型おいしい未来」の素材として注目されている。

「まごわやさしい」とは、「まめ、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いも」の一文字目を並べた言葉で、食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の考え方。「まごわやさしい」を取り入れたバランスの良い食事は生活習慣病の予防、コレステロールダウン、老化予防、皮膚の粘膜や抵抗力の強化、疲労回復、骨を丈夫にするなどの効果があるといわれている。


動物と植物の両方の特徴を持ったミドリムシは、淡水で育つ。また、和名では「ミドリムシ」だが「ムシ」ではなくワカメやコンブと同じ「藻」の仲間。緑色の体で植物のように光合成を行って栄養分を体内に蓄えるだけでなく、動物のように細胞を変形させて移動することもできる。このように生物学上で植物と動物、両方の性質を備えている生物は大変珍しい存在である。

豊富な栄養素を持つ食材ミドリムシを始めとして、「まごわやさしい」を食材を取り入れ健康にも配慮している点では、高カロリーのイメージのあるファミレスメニューに一石を投じた形となっている。10月29日（火）から11月25日（月）までの期間限定ということで、日頃から食生活に気を使っている人は食べてみてはいかがだろうか。





株式会社ユーグレナ
株式会社セブン＆アイ・フードシステムズ