ソニー株式会社は、電子文書を紙のように読み書きできることを目指したデジタルペーパー『DPT-RP1』を、2017年6月5日に発売する。
新開発のノンスリップパネルを搭載
『DPT-RP1』は、PDFファイルの閲覧や書き込みが可能なデジタルペーパーだ。内蔵メモリには約1万ファイルのPDF文書を保存することができる。
本製品では、前機種よりもページ送り速度を最大約2倍に高めるなど、読みやすさに磨きがかかっているのだ。図表の拡大縮小もスピーディに行える。
また、新開発のノンスリップパネルは、ペン先の滑りを抑えるのと同時に適度な抵抗感を提供し、より紙に近い書き心地を実現するのだ。
専用ソフト「Digital Paper App」を使用すれば、本機とPCとをワイヤレスで接続でき、PDFファイルの出し入れや管理が簡単に行える。
主な仕様として、ディスプレイにはグレースケール16階調の13.3インチ(1650×2200ドット)のフレキシブル電子ペーパーが、内蔵メモリは16GB(ユーザ領域約11GB)が搭載される。
電源には内蔵のリチウムイオン充電池を使用し、約3.5時間の充電で最大約3週間の動作が可能だ。製品には充電式のアクティブスタイラスペンが同梱される。
本体サイズは、w224mm×H302.6mm×D5.9mmで、重量は約349gだ。なお、価格はオープンだが市場想定価格は80,000円前後となっている。
Editor's eyes
高解像度で小さな文字もはっきりと見やすく、しかも、紙のようにスムーズに書き込むことができるのだ。電子ペーパーに興味のあるユーザには要チェックのアイテムである。
ソニー株式会社リリース
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