AI技術開発とAI伴走コンサルティングを手掛ける株式会社フィールフロウ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:服部 淳)は、2026年9月8日、AIを活用した開発メソドロジー「AI仕様駆動開発」の新版「AI仕様駆動開発2.0」(ASDD 2.0)の標準仕様と、その公式実装であるプラグイン「ff-dev-toolkit」v0.92.0を公開しました。AIを使ってソフトウェアやツールを作る開発者と、業務の担当者が自分でツールを作る「市民開発」の担い手に向けて、無料で提供しています。
発表ページ(当社ニュース)
https://feelflow.net/news/2026-10-ai-sdd-2-0-release
【背景】
生成AIでコードや文書を作る場面が広がっています。当社は、AIにプロジェクトの目的や判断基準が十分に伝わらないと、出力の品質が安定しにくいと考えています。そこで2025年7月、仕様書をAIへの入力として位置づけ、7つの文書を起点に開発を進める方法論「AI仕様駆動開発」を公開しました。
従来版は、7つの文書のひな形を最初に用意する進め方でした。2.0では、AIとの対話で目的・制約・進め方を合意し、必要な文書・AI設定・作業管理・検証を一貫して整えることを目的にしています。短い入口の文書から必要な分だけ作れるようにし、小さな試作や、業務の担当者が自分でツールを作る「市民開発」でも始めやすくしました。
【AI仕様駆動開発2.0の概要】
名称:AI仕様駆動開発2.0(略称:ASDD 2.0)
公開日:2026年9月8日
提供内容:標準仕様・適合条件・導入/移行ガイド(当社が定める方法論の正本)、公式実装(Claude Code・Codex向けプラグイン「ff-dev-toolkit」。v0.92.0で2.0の入口を追加)
※「2.0」は方法論の世代を表す名称です。標準仕様リポジトリのバージョンタグ(v2.x)とは別のものです。
対応ツール:Anthropic社のClaude Code、OpenAI社のCodex
価格:無料(標準仕様・公式実装とも。Claude Code・Codexの利用環境と利用料金は別途必要です)
ライセンス:標準仕様リポジトリは、テンプレートのコア7文書がApache License 2.0、その他のファイルがMIT License。公式実装(ff-dev-toolkit)はApache License 2.0
対象:AIを使って開発する開発者・開発チーム、業務の担当者が自分でツールを作る市民開発の担い手
<3つの特長>
1:AIとの対話で、目的・制約・進め方を合意する
初期構築の入口(スキル)「asdd-init」では、AIが既存の資料やコードを読み、目的、利用者、完成条件、扱うデータ、予算や環境などの制約を少しずつ確認します。推奨する構成と代替案を、理由、費用や運用の負担、注意点とあわせて示し、ユーザーが合意した内容だけを反映します。確認済みの事実・合意済みの決定・提案中・未決を区別して記録し、AIが未確認の内容を推測で埋めたり、返事がないことを承認とみなしたりしないよう標準仕様で定めています。日々の依頼や作業の再開、進み具合の確認は「asdd-work」が受け持ちます。
2:7つの文書を「7つの観点」として扱い、必要な文書から始める
従来の7文書を最初からすべて埋める必要はありません。入口となるMASTERと、目的・業務・構成・実装・検証・運用を合わせた7つの観点ごとに、必要な内容と未決事項を整理し、短い入口の文書(MASTER)から始めます。情報が増えてきたら、用途に応じて文書を分けていきます。
3:利用スタイルと段階に合わせて構成を選べる
「市民開発」と「開発者向け」という利用スタイル、「試作・PoC」と「継続運用」という段階を分け、文書・レビュー・検証・作業管理の初期推奨を変えています。複数AIによるレビュー、自動振り返り、知見の蓄積(ACE)、Hook、CIは、それぞれ個別に選べます。また、2.0の標準仕様と初期構築では、従来のテンプレートが一律に示していた基準を見直しました。たとえば「テストカバレッジ80%以上」は、重要な業務と失敗時の影響から対象を選び、数値目標が必要なら根拠と測定方法を合意する形に改めました。
【利用方法】
標準仕様(AI仕様駆動開発2.0)
https://github.com/feel-flow/ai-spec-driven-development/blob/develop/docs/ASDD_2_0.md
公式実装(ff-dev-toolkit)
https://github.com/feel-flow/ff-dev-toolkit
業務の担当者向けには、同じ入口を備えた市民開発向けプラグイン「ff-work-toolkit」も、2026年10月2日に公開しています。
https://github.com/feel-flow/ff-work-toolkit
すでにAI仕様駆動開発を使っているプロジェクトは、2.0の設定を明示的に追加するまで従来どおり動作します。2.0へ移る場合や詳しい条件は、標準仕様リポジトリの導入/移行ガイドをご確認ください。
【今後の展望】
今後も、利用者からのフィードバックをもとに、標準仕様と公式実装の改良を続けます。
【株式会社フィールフロウについて】
本社:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティW22階
代表者:代表取締役 服部 淳
設立:2025年4月1日
資本金:1,000万円
事業内容:AI技術開発、AI伴走コンサルティング、FeelFlow AI プロダクトの開発・運営、AI受託開発
【本件に関するお問い合わせ】
お問い合わせフォーム:https://feelflow.net/contact
※記載の会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。