オルビス株式会社は、2012年8月21日、埼玉県加須市に「オルビス東日本流通センター」を開設し、同日から本格稼動を開始している。
今回の取り組みは、埼玉県羽生市と千葉県八街市を含めて3か所にあった関東の流通センターを加須市に集約したというもの。このことにより、2月に開設、稼動を開始した「オルビス西日本流通センター(兵庫県西宮市)」とあわせて、東西二拠点体制が確立し、関西以西地域への配達リードタイムの短縮とBCPにおけるリスク分散が可能となり、「全国一律翌日配送サービス」と「関東・関西主要都市即日配送サービス」を安定して提供する体制が整ったことになる。
「全国一律翌日配送サービス」とは、北海道、九州、沖縄を含む全国に、注文商品を翌日配達する(一部離島を除く)サービスのこと。対象地域の全国人口カバー率は、99.9%とされている。また、「関東・関西主要都市即日配送サービス」は、その日の午前7時までにWebから注文した場合、午後6時以降に配達されるサービスのこと。対象地域は、1都2府11県で、全国人口カバー率は、約48%となっている。
ちなみに、BCP(事業継続計画:Business Continuity Plan)とは、災害などリスクが発生したときに、重要業務が中断しないよう、また、事業活動が中断した場合でも、「目標」とする復旧時間内に重要な機能を再開させることができるよう準備しておく計画のこと。業務中断に伴うリスクを最低限にするための企業戦略を指す場合が多い。
幻と消えた「高速道路の無料化」は、流通の世界を劇的に変化させる可能性があったと考える人が、どれだけいたのかは知り得ぬところなのだが、今ある仕組みに沿って、最善の道を選択するのが今回の取り組みとするなら、企業が本当に行いたいことからみた今の「しくみ」は、果たして満足できるものなのだろうか。
ポーラ・オルビスグループオルビス株式会社リリース
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