はやぶさ帰還。人類史上初の大偉業達成に日本中が歓喜した!
6月13日、多くの日本人が、数々の苦難を乗り越えて、7年ぶりに地球に帰ってくる小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を心待ちにしていたことは、あれから1週間経った今でも鮮明に覚えている。
はやぶさのラストショットに感動して涙を浮かべた人も多いだろう。最後のラストショット。あれがはやぶさの最後の仕事となったわけだ。まずはこの二つの写真を紹介しよう。
2枚目の写真は後に画像処理でくっきりとしたものになっている。どちらも素晴らしい写真なのだが、やはり、満身創痍のはやぶさが最後の仕事として、最も味わい深いのが最初の一枚ではないだろうか。
はやぶさが帰ってきた次の日の全国各紙、読売、朝日、毎日、産経、日経などの主要紙のヘッドラインは全てはやぶさの偉業達成のニュースだった。
残念ながら、テレビでは一切生中継は行われなかった。生中継は行われなかったのだが、はやぶさの最後の大気圏突入シーンの映像は残っているので、次はこれを紹介しよう。
NASA Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry BBCが、はやぶさは不死鳥になったという表現に相応しいほどの光を放っている「はやぶさ」の様子がわかる。最後にカプセルと分離し、その後、大気圏で燃え尽きていく。
その後、カプセルは無事に砂漠へと落下して回収された。18日、カプセルは日本に到着した。最初の簡単な分析で、残念ながら1mm以上の砂は入ってなかったようだが、JAXAもここまでは想定内。これからさらに分析して、埃など、もっと小さな砂の粒子が付着してないかを調べるということだ。
はやぶさ動画多くのはやぶさ動画があるのだがお勧めなのを3つだけ紹介しよう。
時空を超えて糸川博士のことは是非とも知って欲しい。なぜはやぶさが目指した小惑星の名前が「イトカワ」と名付けられたのか。空への夢を憧れ続けた糸川博士という偉大なる博士がいてこそ、はやぶさプロジェクトの大成功や、日本の宇宙技術開発が、世界に誇るレベルにまでなったのだ。
探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力こんなこともあろうとかで有名なはやぶさ動画であるが、こんなこともあろうかというのは、実際にはやぶさプロジェクトの文章で使われていたりしているので驚いた。
【2chコピペ】三つの願い【はやぶさ】Point of view
はやぶさは無事に帰ってきた。だが、そう喜んでばかりもいられない。この後、はやぶさの後継機にたった3000万しか予算が下りないことが新聞が報じた。
3000万ではやぶさの後継機などはどうあっても作れる予算ではないので、多くの日本人が現政権に訴えた。
そこで前向きな予算の検討をするということにはなったのだが、まだまだ流動的であって、いくらぐらいの予算が付くのか、そういうことははっきりしていない。
はやぶさ帰還後(6月14日1時13分配信)に
産経新聞がこのようなことを報じている。
はやぶさは、惑星探査をリードしてきた米国、ロシアも及ばない実績を残した。日本は自信を持って、太陽系の「大航海時代」に乗り出すことができる。
1522年、マゼラン一行は、海の果てを超えて、地球が丸いことを確認した。それから588年。人類は新しい海(宇宙)を目指そうとしている。
また、はやぶさの帰還を見て、技術者を志すことを夢見る未来の技術者の子供たちが育つことが重要となる。
そして、いつの日か、イトカワにおいて来たミネルバを回収して欲しい。アポロ計画で人類は初めて月に降り立ったとき、それを知って技術者を目指した多くの子供たちのように。
はやぶさの帰還を目にし、感動した子供たちなら、さらなる凄い偉業を成し遂げてくれるに違いない。今、大人ができることは次に繋げることだ。新聞各紙はそのための世論を喚起しようと頑張っている。後継機の予算を確保しようという署名活動も始まっている。
私たちに感動を与えてくれたはやぶさの3つの願いを叶えてやるには多くの日本人の力が必要なのだ。
JAXA産経新聞詳細ページ
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