バーチャルとリアル
昨年インターネットを通じた無料音楽コンサートを行うなどした、NY在住の世界的音楽家、坂本龍一。この度行われたインタビューで、音楽の新しい可能性について言及している。
「ぼくはある答えを手にした」と語る坂本。北米の後半4公演、日本全17公演、そして韓国1公演を動画サイト「ユーストリーム」で生中継した経緯を振り返り、その影響力の強さを実感している模様。一例として韓国公演では、のべ約20万人(同時最高接続数は2万3586人)が視聴したという。
「(発達するインターネット網には)音楽シーンのこれからの可能性がたくさん詰まっているように思いますし、音楽以外でもそうです。次は、視聴された皆さんが、ユーストや投稿サイト「ツイッター」などのソーシャル・メディアを使い、自分たちのかかわっている世界でどう展開していくか。皆さん次第で、可能性は広がると思います。……ここまでくると、バーチャルとリアルの差が縮まって、もう疑似じゃないんじゃないかな、って感じがしますよね。」と坂本は語る。
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