岡三オンライン証券株式会社は、日本株信用取引手数料を改定したことを発表した。
具体的には、定額優遇手数料(プラチナ)の適用基準を緩和し、さらに優遇手数料(プラチナ)と通常手数料との格差を 解消するため、すでに先物オプション取引、FX取引で実施中である「段階手数料制度」を導入するというもの。
なお、信用取引定額手数料への段階手数料の導入は業界初となる。
今回の制度は、前月の累計売買金額に応じた5つの手数料コースのいずれかを適用する方式となっており、取引量が多くなるほど手数料負担率が小さくなり、顧客の投資コストは逓減されるとのこと。
なお、「段階手数料制度」は、信用取引のワンショット手数料および定額手数料の両方で利用可能で、2011年1月4日取引分から適用される。
証券会社の定額手数料制度とは、“証券会社によって決められた定額料金を払えば、規定の回数まで、または、無制限に取引ができるようになる”というもの。利用次第で手数料の節約が見込めるメリットがあるが、利用頻度が少ない場合でも一定額の費用が発生するデメリットもある。
ATMに代表されるように、自動化されたシステムのどこに「手数」が発生しているのだろう。取引の場を提供してくれるのは結構なことだが、ある意味では「不要」なコストをできるだけ少なくしたいというユーザーにとっての選択肢の一つとして活用できるものになり得るべきで、顧客満足度向上の観点からみて、この動きが波及することもありそうだ。
岡三オンライン証券株式会社リリース
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