株式会社旺文社は、『中学入試まちがえるところがすっきりわかる』シリーズを、2011年6月23日に刊行している。
同書は、中学入試対策の基礎レベルで、“間違えやすい”ポイントを丁寧に解説しており、これから受験を検討する親子のほかにも、さまざまな学習方法により、苦手になった分野の補習にも適するものと期待されている。
科目には、算数、国語、理科、社会があり、定価は、924円(税込)で、対象は、小学校4年生から6年生となっている。
試験といった観点からみると、間違いをひとつでも減らす手法は、既にある正解に向けて行うべき最短の経路と言えるのかもしれない。繰り返し繰り返し、問題を反復することで、本来は発想が求められる理系分野も、記憶力でカバーできるのが、日本の場合の「成績」ともいえよう。
実社会では、間違いをすべて取り払ったとしても、その先に残ったものが正解とは限らないわけで、経験したことのない困難を、最善の策、次善の策と、知識や想像力で乗り越えようとする努力が必要となってくる。
人生を過ごすには、引き出しは多ければ多いほど、その彩りは深みを増すにちがいない。間違い探しの術も、積み上げた引き出しの活用による発想力も、状況に応じた対処方法のひとつとして、身につけるに越したことはない。
株式会社旺文社リリース
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