大震災以来、何をしたら節電できるのか悩むところだ。使わないテレビやビデオのプラグを抜いておく、なるべく暖房器具を使わないなど、皆できる事に取り組んでいる。だが、まだまだできる事はある。パソコンの壁紙の色を変えることだ。
液晶は白、CRTは黒
イメージからすると、黒い壁紙にすると省電力できるような気がする。しかし、VAIOを開発しているソニー株式会社によると、黒に近い色ほど電力を消費し、白に近い色ほど電力を節約できるという。液晶の場合、後ろからライトが当てられているので、色を黒くするためには、それを遮る作業が必要になり、それが電圧を食うのだそうだ。白い壁紙を設定するだけで、パソコンの「スタミナ」が約30分向上したという話もある。
なお、白い壁紙が有効なのは、液晶ディスプレイの多くを占めるTN方式だが、VA、IPS方式だと黒の方が有効だということだ。
また、液晶でなく、CRTモニター(ブラウン管)の場合も、黒の壁紙の方が節電になる。
とりあえず何かしなくてはと思っている方は、目の前のパソコンの壁紙を変えてみてはどうだろうか。もちろん、パソコンの輝度を落とすことも節電になる。
ソニー株式会社
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