HOYA株式会社PENTAXイメージング・システム事業部は、同社のデジタル一眼レフカメラで位置情報の記録などが可能となるGPSユニット『PENTAX O-GPS1』を、2011年6月下旬に発売する。
独自の便利機能も利用可能に
本製品は、ペンタックスブランドのデジタル一眼レフカメラのホットシューに装着することで、撮影画像に緯度・経度・高度・UTC(協定世界時)・方位情報を記録することができるGPSユニットだ。さらに、簡易的な天体追尾撮影が可能な「アストロトレーサー」を始め、「直線ナビ」、「電子コンパス」など、多彩な機能が用意されている。
「アストロトレーサー」は、カメラ本体の手ぶれ補正機構と連動して、簡易的な天体追尾撮影が行える機能だ。長時間露光の際にも星が流れることなく、点像のままで撮影することができる。しかも、専用の赤道儀などを使用することなく、三脚だけで簡易的な天体追尾撮影が楽しめるのである。
「直線ナビ」は、現在地から設定した目的地までの方位と距離を算出して、直線的なナビゲーションが行える機能である。目的地の情報は、位置情報が記録された画像およびPCからの取り込みが可能だ。
「電子コンパス」は、撮影時の方向がカメラの液晶モニター上で確認できる機能だ。磁気センサーで検知した地磁気の方向と、GPSの位置情報を利用して、真北を基準とした方位を表示することができ、撮影した画像にも方位情報を記録することができる。
本体サイズは、W49.0mm×H33.0mm×D59.5mmで、重量は約61gだ。電源として単4形乾電池×1本を使用する。なお、価格はオープンとなっている。
Editor's eyes
位置情報の記録だけに留まらない、ユニークな機能を持つGPSユニットだ。趣味から仕事まで、幅広い活用範囲を持つ製品だろう。
HOYA株式会社PENTAXイメージング・システム事業部リリース
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