株式会社TESニューエナジーは、お湯を沸かしながら、USB機器の充電が可能な発電鍋『ヒートチャージャーHC-5』を発売した。
熱エネルギーを電気に変換
『ヒートチャージャーHC-5』は、熱エネルギーを直接電気に変換することができる、熱発電モジュールが内蔵された片手鍋だ。熱発電とは、導電材料の両端に温度差を付けることで発生する電圧を利用した発電方式で、ゼーベック効果と呼ばれる現象を応用したものだ。
使い方は非常に簡単で、鍋に水を入れ火にかけるだけで良いのだ。取っ手から伸びるUSBソケットに充電したい機器のケーブルを接続すれば充電が開始される。
水からお湯に変わる段階では温度差が大きいため出力も上昇し、最大で400mAの電流が得られる。しかし、お湯が沸騰した段階では100度付近で温度が一定となるため200~250mAの出力となる。同社によると、スマートフォンの場合、約3~5時間で充電が完了するという。
なお、価格は24,150円(税込)で、販売は同社のWebでのみ行われる。なお、この金額には国内送料ならびに代引き手数料が含まれている。
Editor's eyes
実用性のほどはさておき、知的好奇心を刺激される製品であることは間違いない。きちんと発電できるのは確かであり、災害などによりライフラインが寸断された場合に役立つかもしれない。
株式会社TESニューエナジー詳細情報(PDF)
[PR]