ボルボ・カー・コーポレーションは、スペイン・バルセロナ郊外の高速道路にて、世界で初めて、一般車両が走行する中で「ロードトレイン」の走行実験を実施し、その実験が成功したことを発表した。
今回の実験は、『ボルボXC60』、『V60』、『S60』と1台のトラックから構成された隊列が、先導車の後ろを自動運転で追随するというもの。
「ロードトレイン」とは、プロのドライバーが運転する先導車の後ろに、数台の車が続く形式のもので、各車両は、カメラやレーダー、レーザーセンサーに「ワイヤレス通信」を加えることにより、追従する各車両は、いわゆる“自律制御”によって、先導車の加速度・ブレーキ・方向性を正確に監視して、その動きを模倣する。
今回の実験は、「SARTRE」プロジェクトの一環として行われたもので、公道での走行実験の成功により、同プロジェクトは、燃料消費量の分析を焦点とする新たな段階に突入することになるとのこと。
カルガモの親子の動きを思わせる、親自動車に続く子自動車の風景は、果たして技術が進歩したのかといった心配も否めないのではないだろうか。プロジェクトは、ドライバーが運転中に別の事をして過ごしたり出来る、より快適な環境を提供する事を目標にしているそうだ。ドライバーが運転に集中しない、それも「あり」ということなのだろうか。
ボルボ・カー・コーポレーションリリース
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