
EVジェネシス株式会社は、小型EV三輪車のルーフにペロブスカイトソーラーパネルを装着し、自社開発の大容量リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載させた電配車を開発している会社だ。
今回、この電配車と何枚もの外付けしたペロブスカイトソーラーパネルを組み合わせた「小さな小さな発電所」ユニットを開発した。この発電所は、災害時の電力供給や被災地での活用を視野に入れ、多様な場面でのエネルギー供給を可能にする。
災害時の電力供給を実現する、革新的なエネルギーソリューションの登場
●主要な特徴
1. 高効率なペロブスカイトソーラーパネル
本ユニットでは、電配車に搭載されたペロブスカイトソーラーパネルと外付けペロブスカイトソーラーパネルを併用することで、発電量を大幅に向上させることができる。このユニットで使用されるペロブスカイトソーラーパネルは柔軟性もあり、非常に軽いため設置枚数を増やすことも容易。
これにより、発電量を増やすことができ、被災地において電池切れの心配なく、継続的に安心して電化製品を使用することができる。そのほか、様々な環境や条件に適応した設置が可能となる。
2. 大容量リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
電配車に搭載された自社開発の大容量リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、火災・爆発の危険性もなく、安全かつ効率的に電力を蓄えることができる。さらに、このバッテリーは取り外し可能で、車両が侵入できない場所にも手で持って行けるため、非常時においても柔軟に電力供給ができるメリットがある。
また、一台のバッテリーは、スマートフォン600台の充電が可能で、その他、電気ポットやスポットクーラーなどの一般家電も使用することができ、被災者のQOLをあげることが可能。
3. 可動式ペロブスカイトソーラーパネル
本ユニットの最大の特徴は、可動式であること。外付けペロブスカイトソーラーパネルを、太陽の動きに合わせて最適な方角と角度に調整することができ、固定式と比べてさらなる発電量の向上を実現。これにより、無駄なく安定した電力を蓄電することができる。
4. 地割れした道路を渡る、臨時の橋としての活用
外付けペロブスカイトソーラーパネルの架台は、地割れした道路を渡る臨時の橋としても使用することができる。この機能により、地割れで孤立した地域にも、電気を供給することができ、自動車では駆けつけることができない、孤立した被災地への迅速な支援をすることができる。
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