三菱電機株式会社は、2012年8月20日、10月1日の照明事業統合会社の発足に合わせて、LED照明の新ブランド『MILIE(ミライエ)』による事業展開を開始することを発表した。
今回発足する新会社名は、「三菱電機照明株式会社」。これまでの同社グループ内にあった、照明器具の製造・販売を担当してきた「三菱電機照明株式会社」と、ランプ・蛍光灯の製造を担当してきた「オスラム・メルコ株式会社」、そして、ランプ・蛍光灯の販売を担当してきた「三菱電機オスラム株式会社」の3社が合併し、照明事業全体の製造と販売及び開発を新会社に統合される。
なお、新会社の資本金は、37.85億円で、出資比率は、三菱電機株式会社が100%出資。従業員数は、約1,000名となるとみられる。
ちなみに、ブランド名となる『MILIE』は、「三菱(Mitsubishi)の“MI”」、「光(Lighting)の“LI”」、「エコロジー(Ecology)の“E”」を組み合わせた造語で、“LED照明を通じて、人と社会の未来に向けて貢献する企業を目指す”という思いが込められているようだ。
先日、パナソニックでも白熱電球の生産が終了したというニュースもあり、地デジ化や携帯電話同様、企業が扱う商品を一斉に切り替える際に、ユーザーが置き去りにされがちな度合いは、ますます大きくなっているようだ。「選択と集中」は、限られたリソースを効率よく投入するための一方策だが、「選択」しなかったものを簡単に切り捨ててよいのかという疑問も残る。売る側のみが主導する経済が、現状を好転させるとは限らないのではないだろうか。
三菱電機株式会社リリース
[PR]