
近年電子書籍で読書をする人が増えている。ケータイ小説や、著作権切れの小説をテキスト化した
「青空文庫」など、実に様々な電子書籍のコンテンツが見られる。しかし、紙の出版物を何の処理もなく電子書籍化すれば、簡単に複製、二次使用が可能となり、違法複製でネット上に流出することもある。そこで、様々な著作権保護の対策が取られている。
デジタルコンテンツの著作権保護情報システムを開発・発売するアイドック株式会社は、電子ペーパーや液晶ディスプレイを使った電子書籍リーダー向けに、電子書籍の形式の一つであるPDFのコンテンツの著作権保護情報システムの国内最大シェアを持つ「キーリングPDF」形式の電子書籍を、通信機能やPDF機能を持たない電子書籍リーダーでも読めるようにするためのキット「「KeyringPDF/SDK version 2.0」の提供を開始した。また、この機能が、株式会社FoxitJapanの電子書籍リーダー「eSlick(イースリック)」に搭載されているということも同時に発表された。
「KeyringPDF/SDK version 2.0」の特徴
「KeyringPDF/SDK version 2.0」はキーリングPDF形式の電子書籍をPCで購入し、各メーカーが出している電子書籍リーダーにあわせて必要な変換を行い、電子書籍リーダーのみならず、PDAや電子辞書などの電子端末でもキーリングPDF形式の電子書籍を見ることを可能にしてくれる。デジタルデータとして表現されたコンテンツの著作権を保護し、その利用や複製を制御・制限する技術であるDRMを保持しながら、それぞれの電子書籍リーダーのフォーマットにあわせてフォーマットを変換する。
開発の背景にあったもの
日本でもユーザーが少なくない、「Kindle」というアマゾンの電子ペーパー読書端末が2007年にアメリカで発売され、現在では数多く「Kindle」向けの電子書籍が発売されている。「Kindle」以外にも様々な電子書籍リーダーが発売され、とどめは2010年1月、アップルが「iPad」を発表。電子書籍市場は活発に動いているといえる。こういった電子書籍リーダーでは、紙の媒体で読書をするのと近い形態になりつつある。こういった読書端末で読める書籍が充実してくると、著作権の保護は必須の課題。そういった背景から、この「KeyringPDF/SDK version 2.0」は開発された。
電子書籍が今後ますます市場を広げるであろう中、著作権の保護というのは大きな課題だ。アイドック株式会社の「KeyringPDF」は70社以上に採用され、これまでに15万点以上のコンテンツがキーリングPDF形式で流通している。これだけたくさんのコンテンツを、自分の電子書籍リーダーに対応していないため読むことができなかった方にとっては、今回の「KeyringPDF/SDK version 2.0」の提供開始は非常に有用なことと言えるだろう。

アイドック株式会社公式サイト詳細ページ
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