株式会社デジオンは、昨今のスマートテレビやスマートスピーカー等のスマート家電の急速な広がりに伴う、これらを狙ったサイバー攻撃の増加状況を受け、一般家庭のスマート家電へのセキュリティ対策状況について、アンケート調査を実施した。
スマート家電へのセキュリティ対策を推進
全回答者の72%が「スマート家電を所有している」と回答。その内、約半数が「セキュリティ不安がある」と回答。
ところが、「セキュリティ不安がある」の回答者のうち、75%以上がスマート家電のセキュリティに関して「対策をとくにしていない」と回答している。その過半数が、対策しない理由を「どのような対策ができるか分からないから」と回答している。
今回の調査により、セキュリティ対策ソフトをインストールできないスマート家電へのセキュリティ対策手段については、まだ認知が低く、スマート家電の利用には、漠然とした不安を持たれている様子が見受けられた。
また、対策をしない理由として「利用のしかたを気をつけるだけで十分だと考えているから」という回答が一定数ある。
国立研究開発法人情報通信研究機構による「NICTER観測レポート2022」によると、IoT機器を狙った攻撃は2022年増加しており、機器の脆弱性をついた攻撃など自身の利用に気をつけていても回避できない攻撃や、知らず知らずのうちに外部への攻撃に加担してしまう踏み台攻撃などのリスクは依然としてある。
今後も、スマート家電を安心して利用するためには、ルーターなどへのセキュリティ機能の導入や、パスワード管理や機器設定など運用面での対策など有効な対策を、リスクとともに周知していくことが必要といえる。
デジオンは、3月28日(火)に警視庁が発表した「家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起(
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/ )」の取組みに賛同するとともに、セキュリティソフトのインストールが難しいスマート家電へのセキュリティ対策を推進していく。
■調査概要
目的:一般家庭におけるスマート家電へのセキュリティ対策実
施状況の把握
期間:3月8日(水)~3月15日(水)
対象:デジオン製アプリ利用ユーザー1,055名
方法:インターネットアンケート調査
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