Googleのトップページがなんと「はやぶさ」に!
はやぶさが帰ってくる。それは宇宙の歴史の偉大なる1歩になる。日本の技術者が作った小惑星探査機「はやぶさ」は4年という宇宙旅行の予定から、多大なトラブルに巻き込まれて何度も生還が危うい状態に追い込まれたものの、日本の技術者の知恵と勇気。諦めない心が「はやぶさ」を蘇らせた。そして50億キロの宇宙の旅をもうすぐ終えようとしている。
2010年6月13日、23時前に「はやぶさ」のカプセルはオーストラリアの砂漠に降下してくる予定。「はやぶさ」が帰ってくるのは「
ニコニコ動画」が生放送で中継する予定なので、まずはこちらを紹介しよう。
はやぶさ、おかえり!6/13(日)22時から小惑星探査機 はやぶさ(MUSES-C)(以下はやぶさ)の地球帰還をみんなで見守り、無事に帰還することができたら 「おかえり!」と言う番組を
生放送します。
この番組では「はやぶさ」の目的や、7年間のドラマを専門家や宇宙大好きなみなさんと振り返り、オーストラリアに落ちる「はやぶさ」のカプセルをニコニコユーザーの現地特派員が撮影にチャレンジし、最後にみんなでおかえりと言う番組です。
今日、はやぶさが帰ってくる。今から待ち遠しいわけだが、それは一つの別れともなるわけだ。残念ながら大気圏で燃え尽きてしまう「はやぶさ」を助けることはできない。
宇宙ステーションにあてるには角度の調整ができないし、どっちも壊れる可能性が高い。地球に落下させるカプセルだけで精一杯なのだ。人類の作った機械が初めて成し遂げた50億キロの壮大なる宇宙の旅路。
はやぶさはその最初の探査機として、これから永遠に語り継がれることになる。何百年しても、プラネタリウムや天文ショーなどで、何度もはやぶさの話が出てくることだろう。はやぶさは人類にとって貴重な1歩を進ませてくれた。
それは人類の起源がわかるかもしれないとか、そういう進歩の話ではない。確かにそういうのも大切ではあるが、長い宇宙の旅で4年で帰るところを7年かかって、様々な困難を乗り越えてきた。そして、13日に地球に帰ってくる。
はやぶさは小惑星探索機という機械であるし、感情やら痛みなどを持っているわけではない。機械が人の心を持つなどと言う映画はたくさんあるが、もし、はやぶさに心があるとすれば、それは一体どんなものなのだろうか。
50億キロの旅の後に、燃え尽きてしまう自分の役目を知りながら,今でも、まだ飛び続けている。嬉しいんだろうか。悲しいんだろうか。寒いんだろうか。それとも、早く地球にかえりたいと思っているのだろうか。
最後に、小惑星探査機「はやぶさ」の動画を5つ紹介しよう。
宇宙版プロジェクトX 小惑星探査機はやぶさ#1 宇宙版プロジェクトX 小惑星探査機はやぶさ#2 宇宙版プロジェクトX 小惑星探査機はやぶさ#3 [はやぶさ]今度いつ帰る ~はやぶさ探査機~ こんな事もあろうかと思って用意しておいたんだ日本の技術者の凄さがよくわかるのだが、一体どれだけの可能性を考慮してはやぶさは造られていたのか。
実ははやぶさの動画は数多くある。どれもこれも紹介したいのだが、見るのは大変だと思うのでこのぐらいにしておく。
Point of view
「はやぶさ」が先ほど、宇宙開発史上のトップ7に選ばれたことを知った。そして、Googleのトップページも「はやぶさ」である。日本のGoogleも粋な計らいをしてくれる。世界中が注目している「はやぶさ」の帰還である。明日の一大宇宙イベントの生放送に是非とも,注目して欲しい。きっと忘れられない思い出となるはずだ。
2010年6月13日1時現在、はやぶさは地球まで残り42万キロに迫っている。
ニコニコ生放送Googleのトップページはやぶさ現在地点情報はやぶさ物語
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