株式会社アイキュエス(以下、アイキュエス)は、外部に送信した重要ファイルの共有、管理、廃棄など一連の作業を安全に制御できる、企業・官公庁に向けた新製品『FinalCode(ファイナルコード)』を開発、2010年6月21日より発売を開始した。
『FinalCode』は、RSA/AES準拠の高度な暗号化技術を利用して、外部へ送信されたデータファイルへのアクセスを制御して情報漏洩を防ぐ製品。料金は、10シリアルIDまでの月額基本料金が100,000円(税抜き)で、以後1シリアルIDごとに10,000円が課金される。ファイル送信側のみに課金されるため、受信側にも課金される従来型の製品と比較して、コストを低く抑えることができる。
利用者は、クライアントソフト『FinalCode』をインストールするだけで、またユーザー自身がパスワードを設定する手間を省いて、機密情報を含むファイルを安全に管理することができる。また、送信者は、自分が送付したファイルの操作制限をかけることができるため、ファイル編集や保存、印刷やスクリーンショット取得を禁じることも可能となっている。さらに、ファイル受け渡し後の操作制限変更もできるため、閲覧許可者の追加/削除の実行、ファイル閲覧期限の変更や、ファイルそのものの削除も可能。
なお、対象となるファイルの管理は、インターネット上で常時稼働する管理サーバーが行うため、使用するためには「オンライン」が必要条件となる。
インターネット上での資源を上手く利用しながら、ユーザビリティの向上を図る手法は、現在のソフトウェア開発のトレンドとなっており、サービスも洗練されつつあるようだ。ただし、インターネットには、目的の相手だけではない「不特定多数」のユーザーが存在することを理解しておかなければならない。『Winny』や『Share』は、もってのほかで、PC自体の防犯対策も見直しておこう。
株式会社アイキュエスリリース詳細ページ
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