株式会社クロス・マーケティングは、オフライン環境でも実施できるアンケートシステムの開発に成功したことを発表した。
具体的には、『iPad』などのクラウド・デバイス(端末)を米Amazon社が提供するクラウド・サービス『Amazon Web Services(以下、AWS)』と組み合わせて、さらに、HTML5の新機能を活用することで、オフライン環境でも利用できるアンケートシステムとなっている。
HTML5には、オフラインの状態でも画面を表示する「アプリケーションキャッシュ」と、データをローカル端末に保管できる「ローカルストレージ」などの機能が提供されており、今回の開発においては、これらの機能を活用することで、アンケート端末ごとに専用アプリケーションをインストールする必要なく、オフライン環境のままアンケートを実施することが可能になった。
『Amazon Web Services(AWS)』とは、AmazonEC2など、情報システムの稼動に必要な機材や回線などのインフラを、インターネット上のサービスとして遠隔から利用できるようにした、IaaS型クラウドコンピュティングサービスの総称。
HTML5とは、HTMLの改訂第5版。Webアプリケーションを開発するため、今までプラグインなどのHTML以外の技術を併用しないと実現できなかった機能など様々な仕様が新たに採用されている。
HTML5やCSS3の出現により、プログラミングを必要としないで画面の動きを生み出すことが可能となった。モバイル機器には画面の制約があるが、発想は無限だ。
株式会社クロス・マーケティングリリース
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