ウェスティンホテル東京は、2010年8月26日から、電気自動車及びプラグインハイブリッド自動車用充電器の供用を開始している。
この充電用施設は、ウェスティンホテル東京内駐車場地下3階に設置され、宿泊客はもちろんレストランやスパ等ホテル利用客に対してサービスが提供される。
なお、料金は当面無料とのこと。
米国テスラモーターズ社の電気自動車用の急速充電器は、国内宿泊施設において初めて導入される。
ちなみに、ウェスティンホテル東京とは、恵比寿ガーデンプレイス内に1994年10月14日にオープンしたホテルのこと。
電気自動車やハイブリッド車の充電方式には、「普通充電」と「急速充電」がある。「普通充電」方式は、100Vもしくは200Vの交流電圧を用いて行われる。コンセントに差すだけで充電が可能となり、一般的によく知られている。低電圧での充電のため、100%にするには7時間から14時間かかる。一方、「急速充電」方式は、より大きな電力を供給することで、充電時間を80%にするのに30分と短縮したもの。設置場所に規制はないが、大電力が必要なことから、主に商用施設での利用が想定されている。
電気自動車が一般化していくためには、充電施設の充実と充電時間の短縮が必要であるが、従来のガソリン補給の時代には考えられない場所へ設置できる点は、大きな魅力といえる。所有するステイタスから生活シーンでの有用なツールへ、ユーザーからの車に対する見方も変わりつつある。
ウェスティンホテル東京リリース
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