
日本電気株式会社は、このたび、腕を軽く叩いて(タップして)情報機器を操作する技術を開発した。
腕がスイッチ
この技術は、手首に加速度センサを取りつけ、腕を叩くと、各センサの加速度データからそこまでの位置を特定し、入力スイッチの代わりになるものだ。これまでは、いちいち機器にスイッチを入れるというような一連の動作が必要だったが、これにより、腕を単にタップするだけで、機器の操作ができるようになる。たとえば、ランニング中の音楽プレーヤーを聞きたい時や、鞄の中の携帯電話の遠隔操作などに大変便利だ。
技術の詳細
両手首の加速度センサから、タップする腕の位置までの距離によって、センサで検出する加速度が変わることを利用。位置毎に割り当てた操作命令に基づいて機器を操作する。両腕の上腕、前腕の上部、下部へのタップと手を叩く動作の7種類を使う。
非常にシンプルな操作は、誤操作を防ぎ、ユーザーフレンドリーと言えよう。
日本電気株式会社
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