NICT(独立行政法人情報通信研究機構)は、Android端末用の音声翻訳アプリ『VoiceTra』を開発し、Androidマーケットにて公開した。
音声で入出力する翻訳アプリ
『VoiceTra』は、音声で入力すると、翻訳結果が合成音声で出力される翻訳アプリだ。本アプリは、NICTが昨年8月に公開したiPhone向けの同名アプリをAndroidに移植したものである。
使用法は簡単で、電話で話すように耳に近づけるとAndroid端末が振動するので、それが終わったらしゃべるだけで良い。あとは結果が表示されるのと同時に読み上げが実施される。また、音声入力だけでなくキーボードによる文字入力にも対応している。
音声での入出力が可能な言語は、日本語、英語、中国語、韓国語(6月開始予定)、インドネシア語、ベトナム語となっている。なお、翻訳のみなら、フランス語やロシア語など21ヶ国語に対応している。
音声認識ならびに合成音声の生成はNICTのサーバにより実行されるため、本アプリを使用するにはネットワーク接続が必須となる。また、翻訳できるのは1日あたり100回が限度となっているので注意が必要だ。
本アプリケーションはAndroidマーケットにてダウンロードすることができる。料金は無料となっている。
Editor's eyes
本アプリは旅行会話をターゲットに開発されたもので、実用性は高いと言える。音声認識には少々の慣れが必要だが、キーボード入力にも対応しているので使い勝手は良い。興味のある方は、ぜひダウンロードして実際に体験して頂きたい。
独立行政法人情報通信研究機構詳細ページ
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