デルタ航空は、2011年5月19日、新サービス『ペイ with マイル インターナショナル』を、日本で開始すると発表した。
今回のサービス開始により、日本在住のスカイマイル提携クレジットカード(本会員)保有会員は、マイレージプログラム「スカイマイル」で貯めたマイルを、航空券運賃の支払いに利用できるようになる。
同サービスでは、100マイルを1米ドルで換算し、マイルのみによる支払いのほか、マイルとクレジットカード利用を組み合わせた支払い方法が可能となっている。金額は、為替レートに基づき、日本円で表示される。
特に、「JCB」、「シティVISA」、「ダイナースクラブ」の3つの提携クレジットカード(本会員)の保有会員は、デルタ航空のホームページから、スカイマイル会員番号を入力し、ログイン後、希望する路線・日時のフライトを検索したうえ、『ペイ with マイル』の表示をクリックすると、マイルのみでの支払いやクレジットカード利用との組み合わせでの支払いを選択することができる。
同サービスでのマイルの利用は、10,000マイル(100米ドル)から可能で、利用にあたって事前登録は不要、家族や友人用の航空券も購入可能とのこと。
加えて、サービスが利用できない日(ブラックアウトデイト)は、設けられておらず、対象となる座席数も限定されていない。
ちなみに、デルタ航空とは、年間1億6,000万人以上の搭乗者数と、広範なネットワークを持つ航空会社のこと。フォーチュン誌の「2011年世界で最も賞賛される企業の航空業界部門」において、1位を獲得している。
「マイレージ」とは、航空会社が実施しているポイントプログラム、「マイル」はそのポイントの単位のこと。百貨店やスーパーでのポイントカードと似ており、マイレージプログラムではフライトやショッピングで「マイル」が貯まる仕組みになっている。
貯まったマイルは、一般的には、無料往復航空券(特典航空券)や商品券、電子マネーなどとの交換となっている。交換の場合は、ある一定量を貯める必要があるが、今回のサービスでは、利用者の都合に応じて使用できる点が、顧客満足度の向上を期待できるようだ。
家電量販店のポイントサービスに関して、「販売価格の値下げとポイント分の値引きのどちらが得か」といったテーマが話題になった時期があった。航空便も同様に、運賃の引き下げこそが、本来のサービスと言えなくもない。
デルタ航空リリース
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