日本空港ビルデング株式会社と、株式会社ファーストキャビンは、2012年4月23日に、コンパクトホテル「ファーストキャビン羽田ターミナル1」をオープンすることを発表した。
同ホテルは、羽田空港国内線第1旅客ターミナル内1階中央に位置し、同空港における早朝・深夜フライト利用者を中心とした宿泊に加え、日中時間帯のフライト前後にも利用できる「デイユース(時間利用)」にも対応する。
宿泊料金は、ファーストクラスキャビンが、5,900円、ビジネスクラスキャビンが、4,900円。デイユース料金は、ファーストクラスキャビンが、2時間2,000円から、ビジネスクラスキャビンが、2時間1,600円からとなっている。
なお、宿泊・デイユースの場合、大浴場・シャワーブース・ラウンジが無料で利用できる。
コンパクトホテルの始まりは、2008年7月の株式会社ファーストキャビン立ち上げから始まる。ホテルのコンセプトは、「カプセルホテルより1000円高く、ビジネスホテルより2000円安い」空白域がターゲットで、英ロンドン・ヒースロー空港にあるコンパクトなホテルで、日本のカプセルホテルをモデルに作られたといわれている「ヨーテル」をヒントとしたとのこと。
一つの「キャビン」は、8個のL字形の部品を組み立てたもので、部材のFRP樹脂は、ユニットバスと同じ素材となっており、ある意味、その土地土地に応じた「工夫」が可能となっている。今回は、空港のシチュエーションであることから、飛行機のファーストクラスをイメージさせるつくりとなっており、旅の気分を損ねない配慮がなされているようだ。
金太郎飴に再開発された“地域の駅前”とは異なり、その場所ならではの「雰囲気」を提供してくれるようなら、旅の愉しみも、また一つ増えるだろう。
日本空港ビルデング株式会社株式会社ファーストキャビンリリース
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