デルタ航空は、国際線長距離路線において、エコノミークラスのプレミアムシート『エコノミーコンフォート』の導入を発表した。
今回の取り組みは、2010年から2013年に予定された、同航空が推進する総額30億ドル以上の投資計画の一環で、これにより、日本発着路線では、グアム、サイパン、パラオ、ソウル行きの便が追加され、6月7日からは、日本発着の全ての便のエコノミークラスの前方3列目から5列目に、『エコノミーコンフォート』の座席が設置されることになる。
エコノミークラスの航空券の購入客は、該当路線の飛行距離に応じて、片道あたり米国内線は19米ドルから、国際線の短距離路線は40米ドルから、国際線長距離路線は、最大180米ドルを追加することで、標準的な国際線エコノミークラスの座席よりも、足もとが最大4インチ(約10.2センチ)広く、リクライニング角度が1.5倍となっている『エコノミーコンフォート』の座席を選択することができる。
また、長距離路線と同じように、正規運賃のエコノミークラス航空券を購入の際は、無料で『エコノミーコンフォート』への変更が可能となっており、また、「スカイマイル」の上級会員や「メダリオン」のダイヤモンドもしくはプラチナメダリオンの資格を有する乗客は、追加料金なしで『エコノミーコンフォート』を選ぶことができる。なお、ゴールドメダリオン会員は、追加料金が半額に、シルバーメダリオン会員は、同料金が25%割引となる。
より広く、より傾けられる。スペースの限定される飛行機の機内では、空間こそが差別化の最大要素となる。「エコノミー症候群」に悩む乗客にとって朗報といえるのだろう。
デルタ航空リリース
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