株式会社三井住友銀行は、2012年8月20日から、インターネット上の同社が提供するサービス「SMBCダイレクト」で、取引レポートや投資信託の取引報告書などの閲覧ができる「eレポートサービス」の提供を開始している。
同行ではこれまで、投資信託などの取引の利用客宛に取引レポートや投資信託の取引報告書などを郵送していたが、今回開始する「eレポートサービス」を申込んだ場合、郵送に代わって「SMBCダイレクト」上でいつでもPDF形式の電子ファイルで閲覧・保存できることになる。なお、こういった書類は、「SMBCダイレクト」への掲載日から5年間、閲覧可能となっている。
同サービスで扱われる対象は、開始当初、投資信託関連の報告書及び取引レポートなどとなっているが、11月以降は、外貨預金、公共債関連の報告書などにも拡大される。
紙節減によるエコ活動への寄与は、さして重要な側面ではないだろう。ネットを介した「攻撃者」が欲しがる「お金」の匂いがする情報の扱いは、想定外では済まされない。サービスの利用者が理解しておくべき、当事者のみに情報が適切に提供できるか、閲覧した履歴情報が残されるかどうか、もし残るなら何処に残るかといった懸念を「クラウド」という言葉であいまいにしないよう、慎重な運用が望まれる。
株式会社三井住友銀行リリース
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