株式会社豊通シスコムは、さまざまなプリンタ・デジタル複合機ベンダーが混在する環境において、非接触ICカードによるセキュアプリントを実現する『ICカード認証印刷システム』ほか2製品を、2010年4月から発売する。
コスト削減と情報漏えい抑制を両立
今回発売されるのは、非接触ICカードでプリントを管理する『ICカード認証印刷システム』、マルチベンダー環境のログを一元化する『統合ログシステム』、そして『ICカード認証印刷システム』をプロッタで利用するための『プロッタ対応システム』の3製品だ。
『ICカード認証印刷システム』は、異なるメーカーのプリンタ・複合機の全機能(プリント、コピー、FAX、スキャン)において、「利用者IDの管理」および「ICカードによる認証」を実現するシステムだ。ベンダーごとに異なるソリューションを導入する必要もなく、安価にセキュリティ対策が行えるのが大きな特長だ。
また、マルチベンダー対応を実現するための中間サーバーを必要とせず、クライアント環境の設定を変更する必要もない。プリンタに搭載されたICカードリーダと本システム(共通認証サーバ)が、ダイレクトに連携動作をするため、シンプルなシステム構成を実現している。本製品は、キヤノンマーケティングジャパン、リコー、富士ゼロックスの主要機種に対応する。
『統合ログシステム』は、通常ベンダーごとに管理するログデータを、マルチベンダー環境で一元管理を可能にするオプションだ。汎用的な情報(MIB情報)ではなく、メーカー純正のログ収集機能を利用するため、詳細で正確なデータの収集・分析が可能となる。また、標準で検索機能を備えており、課金業務、利用者教育業務などにも活用可能だ。
『プロッタ対応システム』は、プロッタの出力を『ICカード認証印刷システム』で管理するためのオプションだ。現状の印刷環境を維持し、印刷精度を守りながら、放置状況を監視する仕組みを実現している。
Editor's eyes
印刷に関するコストの管理および削減は、現在の企業に必須の案件となっている。さらに、プリントした書類を置き去りにする「放置印刷」は、コスト面からも、セキュリティ面からも問題視されている。これらを解決するのが『ICカード認証印刷システム』である。各企業との協業により、プリンタの内部機能を活用するため、ユーザにとっても、管理者にとっても、シンプルかつ使いやすいシステムとなっている。
株式会社豊通シスコム詳細ページ
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