CIDのアブストラクトを定期掲載
バイエル薬品株式会社は、医療関係者向けの会員制ウェブサイト『感染症情報局infe-info.jp』を新たに開設した。感染症の診療に携わる医師、薬剤師、看護師などに役立つ情報を集約している。
医学発展の一方で、院内感染や多剤耐性菌の出現など、細菌感染症は依然として人類をおびやかしており、その治療や対策に頭を悩ませる医療関係者は少なくない。
例えば肺炎では、病院外で生活しているにもかかわらず、院内肺炎に似た重い症状を示す肺炎として、「医療ケア関連肺炎」の存在が指摘されている。肺炎には有用な抗菌薬が多数あるが、抗菌薬の不適正な使用が患者の予後を悪くするケースもあるとされ、症状に応じた、より適正な使用が求められている。
このたび開設した『感染症情報局infe-info.jp』の最大の特色は、シカゴ大学が発行する米国感染症学会の学会誌「Clinical Infectious Diseases(CID)」の日本語版アブストラクトを1カ月に2回、定期掲載することだ。論文、レビューやガイドラインなど、最前線の治療情報を得ることができる。
さらに、医療ケア関連肺炎の情報を集めた「HCAP情報局」、細菌の薬剤感受性を報告した全国サーベイランスの文献集「抗菌薬感受性サーベイランス集」なども掲載している。
効き目の鋭い薬が登場すると共に、より適切な使用が重要になってくる。同社の情報局は、最新の情報を求める医療従事者に大いに助けとなるだろう。
バイエル薬品(株)感染症情報局infe-info.jpリリース
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