米国のモバイル決済関連ベンチャー企業であるスクウェア(Square)は、2011年5月23日、米Apple社の「iPad」を利用するPOSレジシステム『Square Register』と、同システムに対応した電子決済アプリ『Card Case』の「iPhone」および「Android」版を発表している。
『Card Case』の利用が想定される一般ユーザーは、タップ操作のみで、商品の注文や決済を、クレジットカードの読み取りなしで済ませることができる。
また、同アプリは、“ポイントカード”の役目も備えており、「グルーポン(Groupon)」が発表した『Groupon Now』のような割引情報の提供も可能となっているとのこと。
一方、『Square Register』の利用が想定される小売業者は、同アプリを導入することで、商品管理や自動決済、電子領収書の発行、顧客の購買履歴管理などの機能が利用可能となり、従来のPOS端末が不要になるメリットがある。
情報端末が情報を「持ちすぎる」ことが、はたして理にかなっているか。デザインと利便性をより重視する現状では、「iPad」や「iPhone」、「Android」の魅力は、モバイル決済自体の健全性への懸念を凌駕しているようだ。
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