株式会社radikoは、2013年3月28日、同社が運営するIPサイマルラジオ放送サイト『radiko.jp』に、新しく「番組検索機能」、「コンテンツクリップ機能」、「オンエア曲購入機能」を加え、全面リニューアルを行うことを発表している。
「IPサイマルラジオ放送」は、一つの放送局が、電波による放送と同内容のものを、インターネットなどのIPネットワーク上で、“同じ時間帯”に配信すること。
顧客満足度向上へ一歩踏み出す
今回のリニューアルでは、ラジオファンの定着を促すことを目的に、インターフェースの変更が行われる。リニューアルにあたっては、“『radiko.jp』でしかできないラジオ体験”をコンセプトに、デザイン性に加えて、ユーザーエクスペリエンス(個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザーが求めることを楽しく、心地よく実現できているかどうかを重視した視点)に配慮した設計が行われたとのこと。
また、ユーザーがお気に入りの番組や番組で流れた楽曲をクリップ(自分専用ボックスに番組名や楽曲名を保存)すると、自動的に“プッシュ通知(番組の開始直前にお知らせが届く機能)”が起動し、お気に入りの番組の聴き逃しを防ぐことができる機能や、番組で流れた楽曲をその場で購入できる機能などには、リスナーの継続利用を促す意図も見受けられるようだ。
4月上旬、リニューアル完了を予定
なお、今後のスケジュールとしては、ウェブサイトが、4月1日から、スマートフォン用アプリが、4月8日から、それぞれリニューアルを開始するとのこと。
普及の速度は、予想を超えるものとなり、通信回線の渋滞は、しばしば「つながらない」状況を発生しているようだが、アクセスが集中する災害などの非常事態のときでも、「つながる」のがラジオといわれてきた。つながっているだけでなく、一歩先の選ぶ段階へ。ラジオに求められるものも少なくはないようだ。
株式会社radikoリリース
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