金星を目指すIKAROSとあかつき
5月21日に種子島宇宙センターから、金星探知機
「あかつき」と一緒に打ち上げられた、
小型ソーラー電力セイル実証機『IKAROS(イカロス)』の姿勢制御装置が正常に作動していることを確認したと、
JAXAが発表した。
金星を目指すIKAROSとはソーラーセイルを主推進とする世界初の惑星間航行宇宙機である。太陽光圧を利用するIKAROSの帆には、液晶デバイスと呼ばれる、実験機器があり、通電によって表面の反射特性が変わるのである。
今回は、通電をしていない、「非通電部分」が確認でき、そのことによって装置が正常に作動していると確認が取れたのだ。地球から遠く離れた場所を旅する、IKAROSがこの先もトラブル遭うことなく無事に目的を果たしてくれるよう願いたいという人も多いのではないだろうか。IKAROSやあかつきが成功すれば、ますます日本の宇宙航空研究の未来も明るくなるに違いないはずだ。誰しもが夢見る宇宙における研究をこれからも期待したいものである。
JAXA
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