極度小型化の実現?
トランジスタとは何であろう。端的に言えば、電気を制御出来る小型機器である。一般には半導体素子と呼ばれている。半導体(シリコン等を材料にした半分電気を通す構成物)+素子(電気部品)である。
我々の科学生活に欠かせぬこのトランジスタ技術において、独立行政法人物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点が「アトム(原子)トランジスタ」を開発したという。これは原子スイッチの研究過程において生まれた、より精密なトランジスタ構造。従来の100万分の1の消費電力で動作する事が出来、加えて記憶領域を持ち合わせているという特徴を持つ。
具体的にはパソコン技術のCPUとメモリを統合出来る事が予測でき、低消費電力、演算回路の円滑化設計も可能になる。実用化はまだ先となりそうだが、同技術が進歩すればパソコンをはじめとする電気機器の極度小型化、円滑化が可能になりそうだ。楽しみである。
[PR]