東洋紡株式会社は、結核菌と、結核菌に似た非結核性抗酸菌を遺伝子検査で検出できる診断システムを開発した。
同診断システムの開発により、結核に対する約40分での検査が実現されることになり、今秋より、国内の大学病院や国公立病院向けに販売が開始となる。
結核の検査は、主に痰や気管支洗浄液など生体試料を、「顕微鏡で観察する方法」、「培養する方法」、「遺伝子を検査する方法」などが知られているが、結核菌の感染か非結核性抗酸菌の感染かは明確に判別する必要があり、その判別は遺伝子検査でしかできないが、遺伝子検査は、「検査が煩雑である」、「結果が出るまでに数時間かかる」、「コストがかかる」などから、限られた施設でしか実施されていなかった。
そこで、同社は、遺伝子研究用試薬の開発で培った独自技術を診断分野に応用し、結核菌と非結核性抗酸菌の遺伝子検査ができる診断システムを開発した。
同診断システムを用いた検査では、これまでの遺伝子検査と同等の感度と判別性を有しながら、簡便に検査ができ、検査時間を大幅に短縮できることから、結核の早期治療、感染拡大の防止が期待できるとのこと。
結核は、不治の病ではなくなったともいわれるが、早期に発見し、治療を施すことほど近道はないのではないだろうか。
東洋紡株式会社リリース
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